ヴィレム・フルッサー『テクノコードの誕生』 / 大江健三郎『親密な手紙』

曇。
 
ヴィレム・フルッサー『テクノコードの誕生』読了。副題「コミュニケーション学序説」。

 
線型的な論理を解体し、抽象的な領域を「感情化」すること。硬直を揉みほぐす。
 
昼から県営プール。出てきたら空が暗くていまにも降りそうな。風強し。
帰宅してのち雨。
 
 
大江健三郎『親密な手紙』(2023)読了。渡辺一夫先生の訳したラブレーを読もうかな。学生のときに買った岩波文庫、もう30年以上前のことだ。もちろん、大江健三郎ももっと読まないと、しかし、いまさらではあるのだが。それこそ、学生のときにきちんと読んでおくべきだったのだけれど、残念ながらかつてのわたしに大江健三郎を読み取る能力はなかった。現代のクソ本も読まないと、と思うのだが、なかなか実行できない。
 
書庫(?)から岩波文庫渡辺一夫訳『第一之書 ガルガンチュワ物語』を取り出してきたが、本文のいわゆる「ヤケ」がひどい。それから、まだ岩波文庫にカバーがついていなくて、まだ赤色の帯の時代である。星五つで、500円だそうだ。岩波文庫の「星」って、もう若い人にはわからないだろう。「五十嵐書店」という古本屋で、3500円で買ったらしい、エッって感じ(五冊本なので、全部まとめての値段かも知れない)。五十嵐書店は検索すると早稲田古本屋街にいまでもあるようだ。学生のときに東京へ行って、古本屋を廻ったときに購入したものだな。昭和五十年の第四刷。
 
渡辺一夫訳のラブレーを読み始める。
 
夜。
第655回:デモ報道にSNSで苛烈なバッシング〜「当事者」「被害者」に依存しない運動を模索すべき時に来ているのでは〜の巻(雨宮処凛) | マガジン9
 
早寝。