こともなし

曇。
 
肉屋。なぜか卵が1パック150円だった。スーパーの半額じゃん。買わなかったけれど(買っときゃよかったか)。
マックスバリュ。ここはチョコレート等、大袋詰とか自社ブランド製品とかがほとんどなのだな。欲しいふつうのメーカー品が、ないんですけど。
 
雨。
朝からお八つ時まで、『お隣の天使様』もう一周してしまったー。いやー、これをリピートとか、我ながら相当に恥ずかしいな。客観的に見ると、御都合主義満載で、せいぜいB級アニメってところだし。まあ確かにじれったい甘々アニメなんだけど、そうさね、第7話で雰囲気が変わるよね。壊れた家族関係で心に空洞が出来ている真昼ちゃんが、学校ではフルスペックの「天使様」としてふるまっているわけだが、周(あまね)くんの無自覚なケア(?)で少しずつ満たされていくのが前半。後半は、自分の気持ちに気づいた真昼ちゃんがガンガン攻めだして、これも心の傷のせいで人付き合いに難があり、自己肯定感のきわめて低い周くんが変わっていく、って話。周くんの数少ない友達がまたいいよね。赤澤と白河のカップルなんだけど、友達のひとりもいない真昼ちゃんが周くんの隠れた美点に惹かれているのに好感をもって、真昼ちゃんの友達にもなっていくところとか。
 テンプレっぽいんだけれど、心理描写はかなり繊細だと思う。
 特に最終話、地味な周くんをバカにするようなことをいったモブ男子に、真昼ちゃんが教室で「天使様」をやめて、はっきりと自分の気持ちをさらけだしたのは驚いたし、かなり感銘を受けました。
 全体的に現実にはあり得ないおとぎ話なんだけれど、これはこれでよかったと思う。ふたりの出会い方とか現実には絶対にあり得ないことだけど、特に導入の最初の三話くらいがかなり好きかな。周くんは相当にやさぐれているんだけれど、それでも真昼ちゃんを「天使様」として崇めるわけでなく、丁寧に扱っているんだよねー。
 
しかし、アニメってのは「現実から遊離した現実」ってところがあるな。これはいったい、何なのだろう。「推し活」ってのも、その意味で似たところがある。現実のオルタナティブとしての現実。夢の世界としての現実ともいえるか。