東浩紀監修『現代日本の批評 1975-2001』

日曜日。曇。
 
昼。晴。
NML で音楽を聴く。■ブラームス交響曲第三番 op.90 で、指揮はヘルベルト・フォン・カラヤンNMLCD)。■ベートーヴェン交響曲第五番 op.67 で、指揮はリッカルド・ムーティフィラデルフィア管弦楽団NMLCD)。
 
図書館から借りてきた、東浩紀監修『現代日本の批評 1975-2001』(2017)読了。以前にも読んでいるらしいから(何箇所か「読んだな」と思うところはあった)、再読了ということになるか。いま、こういうのって需要あるの? わたしはほとんど興味がなくなった。かつてはこういうメタ言説ばかり読んでいたような。ま、若くて優秀な人はこういうの好きかな。で、自分もこういうところに名前が載るようになりたい、とか思うのかも知れない。

いまは「最先端」とかないので、とんがった人はどういう文章を書いているのかな。まあ、生成AI がどうのとか書いている人が「最先端」なのかも知れないが、いかにも安易で安っぽい。
 いずれにせよ、本書を読んでむなしいというか、徒労感が大きい。時間をムダにした感じ。まあ、どうせヒマではあるんだけど。
 
 
佐々木敦『絶体絶命文芸時評』を読み始める。批評というよりは読書感想文か。読んでいると閉ざされてくる憂鬱。この時代に「文学」を書くということ、「文学」を論じることの絶望的な閉塞を感じる。新しいものが何もない。いっておくが、著者を否定しているわけではないですよ。誰がやってもたぶん同じだ。若さが希望をもてないわけである。
 
夜。
トニカクカワイイ』(2020)第5話まで観る。いや、これいいな。『式守さん』とか『お隣の天使様』と並ぶ、甘々アニメだけある。司ちゃんが謎めいているのもおもしろい。原作が『ハヤテのごとく!』の作者だってのもわかるな。