曇。
NML で音楽を聴く。■シューベルトの「さすらい人幻想曲」 D760 で、ピアノはスヴャトスラフ・リヒテル(NML、CD)。昨日からこの曲が頭の中でぐるぐる回っていたので。わたしは最初ポリーニの演奏でこの曲に目覚めたのだが、このリヒテルの録音が決定盤だと思う。リヒテルはいま聴かれているのか知らないが、この人はたぶん23世紀のピアニストだ。
■バッハのブランデンブルク協奏曲第一番 BWV1046 で、指揮はジョン・バット、ダニーデン・コンソート(NML)。
昼飯の、シメジとツナの炊き込みご飯(バター入り)、めっちゃうまかった。秋だなあ。大根の味噌汁もわたしの大好物(田舎者)。
晴。珈琲工房ひぐち北一色店。
藤本和子『ブルースだってただの唄』を読み始める。副題「黒人女性の仕事と生活」。わたしとしてはゆっくりと読んでいる。
図書館の返却期限なのですべてネットで延長しようとしたら、阿部和重の新刊短篇集に予約が入っていたので、返さねばならなくなる(まだ半分しか読んでいない)。ということで、日没時、図書館へ。
土曜日なので、市民公園には人が出ていた。戸外で勉強している高校生たちがいて、おもしろいことをするなと思う。駐車場の脇にある冬桜、今年も咲く。雪虫飛ぶ。
■ショパンのポロネーズ第一番 op.26-1、第四番 op.40-2、第五番 op.44 で、ピアノはマウリツィオ・ポリーニ(NML、CD)。1975年録音。
夜。
「映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」(2018)を観る。完結篇。あー、このシリーズ、最高だった。こんなラブコメに感動して、マジ恥ずかしい。脳内が中学生から進歩してないな。駆け落ち?で京都、東京、北海道などと各地を廻るのが楽しい。クライマックスは青函連絡船*1ですよ。周りの仲間たちの役もよく考えてあって、それも満足。結局、あいかわらず仲の進展しない二人をくっつけてやろうという話でした。六花が恋と(中二病の)アイデンティティの相剋に悩むというところが、バカバカしいようだけれど真剣に描かれていて、でもこれ、普遍性がちゃんとあるよね。勇太に惹かれれば惹かれるほど中二病の恥ずかしいことができなくなっていくところは、ほんとかわいくも切なかった。