この秋いちど紅葉を見てこようと、家族で近江孤篷庵というところへ行ってきました。九時くらいに家を出、東海北陸道・名神・北陸道を経由、長浜ICで下りて、計1時間40分くらいでしたでしょうか。小堀遠州ゆかりの寺ということです。
駐車場のところにある、素盞烏命神社とやら。
田舎の景色を楽しみながら、のんびりと歩きます。
門を抜けて孤篷庵に入ります。
庭園があります。小堀遠州作庭というわけではなし。
ナデシコ。
小堀家や家老たちの墓があるところを歩きます。
神社参道を歩いて車に戻ります。田舎の風景がとてもいい。
昼食は「道の駅 浅井三姉妹の郷」にて。
そばに自然薯を摺ったものをつけて食べるというのが、なかなかよかったです。なお、売店にて花豆が売っていたので、いそいそと購入。意外と花豆って売っていないんだよね。
まだ昼すぎなので、わたしが渡岸寺の国宝・十一面観音を観に行こうといい、そうすることになりました。道の駅から20分くらい。わたしもかつて二度訪れたことがあるのですが、何度も観る価値のあるものです。老母の話だと、亡き伯母はここの十一面観音がいちばん好きだったという。
寺は田舎にあります。
おだやかで、慈悲深い面持ちの観音様です。とてもよろしうございました。平安期の一木造りで、織田信長と浅井の戦いの兵火で伽藍が烏有に帰したときも、観音様は村人が土に埋めて守ったというもの。国宝は撮影できませんので、御覧になりたい方はこちらでどうぞ。
近江の秋があんまりすばらしいので、高速を使わずに一般道で帰ることにしました。途中、伊吹山の偉容に驚き、「道の駅 伊吹の里」に寄ってカメラに収めます。
少し引いて撮りました。美濃側(自宅の側)からとはまたちがった、ゴツゴツして迫力のある伊吹山です。
あたりの田舎景色もいい。
国道365号(これがよい)から国道21号に入り、あとは関ヶ原、大垣、岐阜といって三時過ぎに帰宅しました。渡岸寺から二時間あまりで、わりと近かったですね。計161.7km、秋の好日の湖北を満喫いたしました。