こともなし

祝日(憲法記念日)。晴。
夢。町内の一画がまとめて新しい住宅に建て替わる。木とガラスをふんだんに使った、陽光にあふれた最新式の住宅だ。
 
妹夫婦と下の甥っ子来訪。スシローで買ってきた寿司で昼食。
昼から甥っ子の高校数学を見る。ゴールデンウィーク課題を、二時間ほどやる。なかなか一生懸命やったな。
モン・レーブのケーキでおやつ。ウチのレモンバームをハーブティにしてみたところ、香り高くてよかった。
下の甥っ子、明日も勉強に来るかも。
 
 
南直哉&玄侑宗久『同時代禅僧対談 <問い>の問答』を読み始める。これは強烈におもしろい。おもしろすぎるので、セコい話だが、第二章でとりあえず中断する。一気に読むのがもったいないから笑。ほんと、二人とも、すばらしく禅僧しているぜ、って感じ。お互いに返す刀でズタズタに深く斬り合いながら、古くからの友人のようである。南師が曹洞宗、玄侑師が臨済宗なのも愉快だ。仏教、まだまだ日本でビンビンに生きてるって感じがする。って、何この幼稚な感想笑。

しかし、生きているか死んでいるかわからないような甘ったるい本ばかりしかなくて、こういうぶっ飛んだ獰猛な本がないと、元気が出ないよ、マジで。本とネットを埋め尽くしている幼稚園児たちを、まとめて太平洋に叩き込みたいもんだが。
 
固定化したら終わり、異質のものを抱え込まなかったら終わりって、何て愉快な正論だろう! オレはおっさんだが、そうやってひどい苦痛の中で生きている自信があるぜ。
 
わたしの解体は続くし、苦痛も続く。そのことはわかっている。そして、矛盾したことをいうようだが、形式化、固定化もまた重要だ。そうしないと、解体と移動は続けられないのだ。解体に固執してもいけないのである。螺旋のようにあれ。そういや澁澤龍彦は、螺旋が大好きだったっけ。
 

 
夜。
河合隼雄中沢新一『仏教が好き!』を再読し始める。半分くらい読んだ。