玄侑宗久『テルちゃん』

曇のち雨。
玄侑宗久『テルちゃん』読了。生きていて、いいこと、楽しいことばかりがある訳ではない。しかし、究極的に人生は生きるに値するものであり、また、そう生きねばならないことを、玄侑さんの小説は教えてくれる。こういう単純なことは、却って書くのはむずかしいが、ここではそれが達成されている。こう書くとなんだか人生訓のようで気が引けるけれども、玄侑さんはこんな野暮ではない。いつも前向きになれる本を書いてくれる玄侑さんは、自分の愛読する作家です。

テルちゃん (新潮文庫)

テルちゃん (新潮文庫)


今日はいろいろ聴いた。ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ五島みどり)、シューマンの交響的練習曲(ポリーニ)、坂本龍一の『エスペラント』、バルトーク弦楽四重奏曲第四番(ABQ)、シューベルト即興曲D.935(カーゾン)など。

鈴木宗男氏の「獄中記」。
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