玄侑宗久『三昧力』/ケネー『経済表』/堀江敏幸『アイロンと朝の詩人』

曇。
大垣。BOOK OFF 21号穂積店。29冊買う。BOOK OFF岐阜うさ店。22冊買う。
ラーメン「ごまめ家」岐阜六条店にて昼食。白とんこつチャーシュー850円。全体的に塩辛いし、スープには豚骨らしいコクがない。それぞれの調和もなし。

らーめん専門店 ごまめ家 岐阜六条店

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玄侑宗久『三昧力』読了。僕は玄侑さんの書くものが好きだ。と云っても、「ブ」で文庫があれば買ってくるくらいの、怠惰なファンであるわけだが。シリアスな小説も、（一見）軽いエッセイ集（本書はこれである）も、どちらも好んで読む。もちろん玄侑さんは禅僧なのだが、それでの効用を求めているわけではあまりない。ただ、本書を読んでみても、心の底にある自分の汚いところをスーッと引き出して、それに気づかせてくれたりする。これがどういうものか、自分にはよくわからないが、あまりないことではある。

三昧力（ざんまいりき） (PHP文芸文庫)

ケネー『経済表』読了。取り敢えずざっと読んでみた。きちんと理解するには再読が必要だろう。「経済表」については、近年中沢新一がフィジオクラットに注目していて、自分も中沢経由で気に留めていた。

経済表 (1961年) (岩波文庫)

堀江敏幸『アイロンと朝の詩人』読了。

アイロンと朝の詩人 回送電車III (中公文庫)

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音楽を聴く。■フォーレ：ピアノ四重奏曲第一番（カプソン兄弟他）。■モーツァルト：ピアノ・ソナタ第七番、第九番（ピリス、新盤）。モーツァルトはいいなあ。溜め息が出てしまう。第九番の緩徐楽章など、ピリスのピアノが至極美しい。■ルイ・クープラン：クラヴサン組曲ニ短調（レオンハルト）。