こともなし

曇。

昨日アニメの『STEINS;GATE』(2011)を見終わったので、ちょっとだけ感想。正直言って、最初の方は主人公・岡部の厨二病っぷりがひどすぎて、見るのがかなり苦痛だった。おたく文化や萌え文化も、僕はそれほど興味がないし。でも、中盤から展開が暗転して、一気に全然ちがう雰囲気になってからは惹き込まれましたね。いろいろ伏線が回収されていくのは見事だった。ただ、最終的に「牧瀬紅莉栖が死ぬ世界線」へ戻らねばならないというのは、すぐに気づいてしまって、そこの展開はおおよそ読みどおりだった。いったん、牧瀬紅莉栖よりまゆりを選ぶのは、わかるけどちょっとひどくね? 最後それも救われたのはよかった。
 設定的に納得がいかなかったのは、厨二病の岡部たちが、独力でタイムマシン(メールを過去に送信できるだけ、にせよ)を作ってしまえるところ。それも電子レンジ(笑)で。ただのオタクですぜ。その説明がまったくついていないのは引っ掛かった。それから、中鉢博士(実際は牧瀬紅莉栖)のタイムマシン理論が灰になっただけで、理論がなしになり、第三次世界大戦が回避されるという展開も納得できない。科学の発見はある意味では個人の役割は小さいので、紅莉栖の理論が廃棄されても、紅莉栖が可能だったのなら、結局は他の誰かが考えついた筈だと思う。
 『STEINS;GATE』はもともとマルチエンディングのノベルゲームで、アニメはそのトゥルーエンドのアニメ化ということなのね。まさにノベルゲームにぴったりの設定で、よく考えたなあと思う。設定やガジェット、またアニメの絵柄が古いのは、いまではレトロっぽい感じが出ているといえばそうかな。あと、検索しても(たまたま?)同じ意見はなかったのだけれど、僕はこのアニメのOPがすごく好きですね。いとうかなこの「hacking to the gate」という曲なのだけれど、OP飛ばしがちなわたしが必ず聴いていた。逆にいうと、わたしはこういう曲が好きなんです笑。

 

老父の畑のトマトの支柱が皆んな倒れてしまったので、直すのを手伝えというのだが、老父はほんと人のいうことを聞かないのだよなあ。他人の助言を聞くのを、男の沽券に関わるとでも思っているのかしら。まあ、昔からそういう人だけれど。あんまり聞かないので、勝手にやって、それで買い物に行くといって見捨ててきた笑。

スーパー。

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収穫物。さて、こんなにどうやって食べるか。花は本家(ホンヤ)からの貰い物。

昼過ぎ、銀行屋来訪。一時間以上いろいろ手続きをして、頭が疲れた。

図書館。オカタケさんの『古本道入門』が新着に入っていて借りてくる。2017年の文庫本だが、いま頃入ったのね。

夜。
NML で音楽を聴く。■ブラームスの二つのラプソディ op.79 で、ピアノはヴィルヘルム・バックハウスNMLCD)。■ブラームスの十六のワルツ op.39 で、ピアノはピアノはヴィルヘルム・バックハウスNMLCD)。この曲集には印象的な録音があるのだが、確かリパッティだったか。このバックハウスの無骨な演奏もすばらしい。1935年の録音で、ノイズはひどいが、それでも聴かされてしまう。

早寝。