琵琶湖周遊旅行(第二日)

昨日の天気は申し分なかったし、今日も秋晴れで、雲ひとつない快晴。宿を八時半頃にチェック・アウトし、すぐ近くの比叡山延暦寺へ。駐車場に車を止めてから、坂本ケーブルを使う。一人往復1620円と、かなり高額なので注意。延暦寺の入場料は、国宝殿込で1200円と、これも結構かかります。外のトイレは甚だ不潔で臭いので、注意。外国人も多く来るところなのに、恥ずかしい。
 まず根本中堂(国宝)へ。既に大改修が始まっていて、そのうちに何年間かは入れなくなります。中は暗くひんやりとしていて、雰囲気はある。御本尊は薬師如来なのかな? 意外。これまで1200年以上消えることのなく、今でも続く不滅の法灯が正面にある。織田信長比叡山焼き討ちの時も守られたのだとか。
 文殊楼に登る。好ましい文殊菩薩像があって、二〇年くらい前に母と来たときもここに登ったのはよく覚えている。あの時は、霧がすごくて、夢の中のようだったな。父は延暦寺は、中学校の修学旅行で行っただけで、詳細は殆ど覚えていないそうである。
 国宝殿へ。ここは新しい建物。寺宝が色々あってなかなかいいが、いわゆる「国宝」がひとつも展示していないのに国宝殿とは、謎である。まあしかし、悪くはない。
 それから、我々もかなり早い時間に行ったと思っていたが、クラブツーリズムなどの団体客が既にたくさん来ていた。やはり延暦寺だからなあ。なお、周知のことだが、鎌倉仏教のえらい坊さんたちは、ひとり残らず比叡山の出である。ここがなかったら、日本仏教はいったいどうなっていたのだろうか。
比叡山から琵琶湖大橋を望む
延暦寺・根本中堂
 あとは帰るだけ。皆あまりお腹が空いていなかったので、高速の SA で食べようということになる。坂本を出たのがだいたいお昼の十二時くらいで、京都東IC から名神へ。途中多賀SA に入って食事。カツ丼700円。昼の三時頃に帰宅。ぐるりと琵琶湖を完全に一周して、二日間の走行距離は394.7 km だった。個人の負担金は 1万円の、ケチケチ旅行で楽しみました。
名神・多賀SA