池澤夏樹『セーヌの川辺』

2015年初夏・夏_2a晴。
朝方まで Ruby でプログラミングをしていたため、遅く起きる。ちょっと纏まったものを作ろうとしている。
ウチの三つ葉を入れた味噌汁がおいしい。買ってきた野沢菜漬もおいしい。
郵便局。

図書館から借りてきた、池澤夏樹『セーヌの川辺』読了。フランス在住のエッセイ集。まあまあ。相変わらず日本や日本人への悪口が所々に鏤められているが、まあ芸風として慣れてきて、あまり修行にはならなくなってきた。あれだけピカソに傾倒しながら、岡本太郎はまったくいいと思わないというのには、ははあと思わされたが(これは日本云々より、感受性の問題であるけれど)。自分には未知の外国の話、異文化体験・交流・衝突の話には、蒙を啓かれるところが少なくない。おシャレで恥ずかしい文体も、あまり落差を感じないようになってきた。本書を読んでいて、もう少し外国文学を読んだ方がいいかなと思う。このところ、あまり読んでいないのだよなあ。

セーヌの川辺

セーヌの川辺

蛇足しておこうか。ピカソは野蛮に惹かれた文明人。岡本太郎は、最新のテクノロジーの中で生きた野蛮人(貶下しているわけではもちろんない)。

最近入手したプログラミング本。
Rubyを256倍使うための本 界道編

Rubyを256倍使うための本 界道編

パーフェクトRuby (PERFECT SERIES 6)

パーフェクトRuby (PERFECT SERIES 6)

オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン

オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン

デザインパターン』はついに買ってしまいました。『パーフェクトRuby』は図書館のを利用していたのだが、結局買うべきだという結論に。『256倍』は古い本で、Tk についてのものだから買ってみた。それにしても、手元のプログラミング本が五〇冊以上になって、これも置き場に困るようになってきた。書き込みのできる紙の書籍の方がいいのだが、ものによっては電子書籍にすることも考えねばなるまい。ちなみにプログラミング本は、電子書籍版で読めるのが少なくない。

梶ピエールの備忘録。
メモ。しかし、これのコメント欄とか、この 2ch からの引用とか、日本人のレヴェルの低さと傲慢は何。池澤夏樹に悪口を書かれて、当然だという気になってくる。彼らは「売国奴」ではないかも知れないが、亡国の徒であるとしか云いようがない。ここも参考までに。
戦前期(太平洋戦争以前)について、もう少し勉強しないといけないな。あんまり無知すぎる。特に経済的側面から。どうして日本が戦争に突き進んでいったのか、その理由をまだ納得していない。戦争は不可避だったという考え方があるが、不可避なら不可避でどうしてそうなったのか、自分なりにきっちり詰めておく必要がある。あんまりゆっくりとやっていられないかも知れないが、いつも通りぼちぼちやっていくしかない。素人らしく大風呂敷を広げてやれたら。