こともなし

晴。
昨晩も夜更かし。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第二十三番K.488、第十五番K.450(ソロモン、ハーバート・メンゲス、オットー・アッカーマン)。ソロモンはそっけないような感じで、いわゆるザハリッヒな演奏なのであるが、作為がなくて素晴らしいのだよなあ。ベタベタしていず、すっきりと清潔。

Piano Concertos 15 23 & 24

Piano Concertos 15 23 & 24

■リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調リヒテル参照)。1988年のライブ録音。恐らく最高度の名演であろう。バランス感覚、形式感が素晴らしく、リヒテルは演奏に乗りつつ一方でどこか冷静で、大理石の彫像のような芸術品に仕上がっている。この曲は技術的で悪魔的な部分と、抒情的な部分の兼ね合いがむずかしく、どちらかに傾斜した演奏になりがちなのであるが、ここではリヒテルの表現力が最高に発揮されている。じつは同じリヒテルの録音で、曲のダイナミズムを表現しようとして、殆ど破綻した演奏も聴いたことがあるのだが、ここではそうしたところはまずない。そして、曲のクライマックスでは、こちらの涙腺を緩ませるような神的な表現を聴かせてくれる。恐らく演奏会として、これほどのものに出会うのは一生に一度あれば幸運であろう。そして、耳に残るというよりは、完全燃焼しきって、余韻以外何も覚えていない、となってもおかしくはない。これぞ世紀のピアニストの演奏である。

昼から、老両親の PC 関係の設定等で時間がつぶれてしまう。父は何かのポイントでソニー電子書籍リーダーを貰ったのであるが、諸設定がわからず、僕に丸投げ。まあ、説明書もいい加減なもので、あれでは電子機器類が苦手な人にはつらいだろうが。それから、母の楽天カードの申し込みでさらに時間が。何をやっているのだか。もう仕事なのにー。
2015年初夏・夏_4a

今日は JavaBlack さんのブログを、サイト内検索しながら三時間くらい読んで夜更かし。ものすごい辛口ブログでおっかないが、自分の見当がそんなに外れていなかったようなので多少安堵した(例えば、自分のプログラミングのレヴェルは、超初心者から初心者になりかかったところだという自己判断とか、言語への判断とか)。これを読んでいるとわかるのは、プログラマーでも真のプロになるのは、他の職業と同じで厳しい修練が必要だということだ。自分は将来でも、初心者の素人プログラマーの域を出るのはむずかしいだろう。何故かって云うと、そこまで勉強できないだろうから。JavaBlack さんが挙げている技術書の量とレヴェルを見ると、やはりプロになるのは大変なことがひしひしと感じられる。
 やはりプロは JavaC言語なんだな。で、その他のメジャー言語もすべて知っていなくてはならない。PHP はよく使われているし、求人も多いらしいが、そんなに「クソ言語」なんだというのは知らなかった。JavaBlack さんは素人プログラマーについてはあまり言及していないのだが、素人は RubyPython(後者は自分は知らないが)をやるといいのではという自分の感想は、そんなに的外れではないのだろうとも思った。それから、C言語は基本文法はさほどむずかしくないが、シンプルな分だけ使いこなすのはむずかしいのだな。C++ なんかになると、超複雑怪奇になるらしい。
 個人的には(いつも云っているが)Ruby が好きで、Ruby でプログラミングがしたいというだけで、無理に(?)プログラミングの題材を考えたりする。いま多少大きいプログラムを考えているが、プロなら一万行以上のコードが書けないといけないのだな。なるほど、それだとがっちりした Java がいいはずである。いずれにせよ、自分には目の眩むような世界だなあ。でも、遊んでいる限りでは、プログラミングは楽しいです。(AM3:35)