池澤夏樹『異国の客』

曇。のち雨。
よく寝た。
音楽を聴く。■バッハ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 BWV1023 (ラインハルト・ゲーベル、ムジカ・アンティクヮ・ケルン、参照)。これも未聴のいい曲。バッハは底が知れない。■マリピエロ:ピアノ協奏曲第六番、Variazioni senza tema(バルトリ、カルッリ、参照)。第六番はシリアスで、現代音楽っぽい。なかなか聴き応えがある。

図書館から借りてきた、池澤夏樹『異国の客』読了。著者が一年間以上フランスに住んでの記録。題材は日常生活から文化、宗教、政治にまで亘る。本書の最後はこう結ばれている。「日本という閉鎖空間は深いところで病んでいるように思われる。」(p.214)

異国の客

異国の客

多少ネットを見てみたが、本書の最後の一文について記している人は誰もいなかった。まずおシャレな文章が目に飛び込んでくるのかな。