武田百合子『遊覧日記』

雨。
どうしてこう寝たのか。十時間近く寝てまだ眠い。
音楽を聴く。■テレマン:序曲ト長調TWV55-G10(ペイエ、コレギウム・インストゥルメンターレ・ブリュヘンセ、参照)。■ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第二番op.36、幻想的小品集op.3(サンチャゴ・ロドリゲス)。ピアノ・ソナタ第二番は誰かの演奏で聴いたことがある。ホロヴィッツの録音なんか、残っていないかな。ラフマニノフはこうやって聴いてみると、決して無視できない作曲家だな。いいのだと、スクリャービンにも劣らないと思う。op.3 もなかなかで、結構気に入った。ピアノのロドリゲスはよく知らないが、ここではまあまあ。なお、ロドリゲスのラフマニノフこちらにも。

Piano Sonata 2 / Morceaux De Fantaisie Op 3

Piano Sonata 2 / Morceaux De Fantaisie Op 3

ショパン:ピアノ協奏曲第二番op.21(アルゲリッチロストロポーヴィチ1978)。この曲が聴きたくなったので、アルゲリッチの名演を聴いてみた。たぶんアルゲリッチ「全盛期」の演奏ということになるのだと思う。すべてのショパン弾きを顔色なからしめる演奏だろう。でも、今ではアルゲリッチもお婆さんになったが、ここから失われたものは何もないのではないか。さらにコクと複雑さが加わったと言っていいだろう。若い頃のばかりを有難がっているわけにはいくまい。
Concertos

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武田百合子『遊覧日記』読了。こういうの、いいなあ。泰淳は既に逝き、百合子は三十年前の東京(バブルの頃の東京だが、とてもそんな感じはしない)をぶらついている。時々娘のHさんが出てきて、この人が百合子に向って発する言葉に、しばしば笑わされてしまう。また文章が何とも云えず「ふつう」で、けれども誰にでも書けるようなものではない。こういうのをおもしろがっていると、自分はアジア人だなあとつくづく思う。それから、娘のHさん(花さん)の写真もいい。こんな風に撮ってみたいと思う。図書館にあったから、『富士日記』も読んでみるか。
武田百合子全作品(6) 遊覧日記(ちくま文庫)

武田百合子全作品(6) 遊覧日記(ちくま文庫)


iPad 対応でドラクエ3があるのかあ。超なつかしい。1200円か、ダウンロードしようかなあ…。いまさら RPG なんて、クリアするまで興味が持続するかなあ。
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→ DL してやりました。しかしいつプレイするのだ…。