こともなし

曇。


ショパン舟歌 op.60 で、ピアノはクリスティアン・ツィマーマン。


ショパンのピアノ協奏曲第一番 op.11 で、ピアノはマルタ・アルゲリッチ、指揮はヤツェク・カスプシク。これはまたすばらしいショパンだ。おばあさんになってからのアルゲリッチは、このレヴェルの演奏が当り前になっているが、ちょっとあり得ないような話である。楽々と弾いているのだが、音楽そのものだ。若い頃の、自分に没入していって聴衆をおいてけぼりにする演奏もスリリングだったが、僕はこちらの方がずっと好きである。この長い曲において、一瞬もダレるところがない。なお、アンコールのマズルカシューマンも是非お聴きあれ。さらりと弾き切っている。


ラフマニノフの「悲しみの三重奏曲」第一番で、ピアノはラン・ラン、ヴァイオリンはヴァディム・レーピン、チェロはミッシャ・マイスキー。何だかやたらと上手い人たちだなあと思って聴いていたら、当り前だった(笑)。ここでの主役はラン・ランで、まったく上手い。ホントに上手いのですよ。あとは彼がこの上手さを忘れられるようになったら、どんなすごいピアニストが誕生するのだろうと思う。とにかく、ラン・ランはもっと聴いてみたいですね。なお、この曲はラフマニノフが学生のときに書いた曲らしく、作品番号がついていないらしいが、なかなかの佳曲である。

フロイド−ワーシャル・アルゴリズム(Ruby) - Camera Obscura
PC 遊び。

管理の時代。人間を管理するという発想は、これから強まりこそすれ、決して弱まることはあるまい。いわば人間の家畜化。人々もそれを望んでいるのかも知れない。

チャールズ・H・ハスキンズを読む。いま本が読めない。
早寝。