モリエール『町人貴族』

日曜日。晴。
音楽を聴く。■ショパンマズルカop.41、op.50、op.56、op.59(フランソワ)。聴かせる。■ストラヴィンスキー火の鳥アンセルメ参照)。■アンリ・デュティユー:Sarabande et Cortège、マルセル・ビッチュ:コンチェルティーノ、オイゲン・ジャンクール:ノクターンガブリエル・ピエルネ:Solo de concert、ドビュッシーミンストレル、「子供の領分」から第五番、第六番(ジョーヒガン、フィッシャー、参照)。フランスのバスーン作品集。■グリーグ:ピアノ協奏曲イ長調op.16(アンスネス、マリス・ヤンソンス)。BGM。

Grieg/Schumann: Piano Ctos

Grieg/Schumann: Piano Ctos


カルコス。
モリエール『町人貴族』読了。再読かどうかあやふや。裕福な商人だが、頭の足りないところと見栄で、貴族のカモになっている男を巡る喜劇である。その娘は立派な青年と恋仲にあるところを、商人は相手が貴族でないと許さないというのだが、その頭の足りないところを突いて、青年及びその従者が企んだペテン(?)により、最後はハッピーエンドを暗示して終わる。商人をカモにしている貴族も、結局はそう悪人でもなく、また最終的には商人が笑い者にされるわけだが、類型的な話であることも与って、陰惨な感じはない。ただ、劇を台本で読むというのはなかなかむずかしいところがあって、実際に演じられたものに比べれば、笑うのはちょっと困難だが。まあ、素朴な喜劇ではある。それから、訳文は多少古くさいところがある。
町人貴族 (岩波文庫 赤 512-6)

町人貴族 (岩波文庫 赤 512-6)

マルクスを読む。

読書の仕方を工夫しないと。そうして切り抜けてきたのだから。