宮崎・鹿児島家族旅行(第二日)

 天気はいい。今日は車でかなりの距離を移動する。東九州自動車道などを使い、青島へ。車はJR青島駅の駐車場(無料)に駐めておいて、海岸まで歩く。海がものすごくきれい。海無し県に生まれ育ったので、海を目の前にすると不思議な感じになる。海岸を歩き、橋で青島に渡る。ここはまず鬼の洗濯板で有名。百聞は一見に如かずで、ハハア、こういうものかと感心する。潮が引いていて、ちょうどよかった。


青島には青島神社がある。祭神は天津日高彦火火出見命豊玉姫命塩筒大神で、いずれも山幸海幸神話に関係がある。で、驚いたのだが、まず、宮崎の神社の狛犬は、なぜかみなお尻を持ち上げている(昔のウチの猫がこのポーズが好きだった)のだけれども、なんとここのやつらには、ちゃんとチ○コとマ○コがついているのだ! どういうこと? 思わず笑ってしまった。以下のとおりです。

青島神社には、他にも亜熱帯性の鎮守の森とか、カワラケを投げる運試しとか、色々ありますので、ここはオススメです(笑)。
 ここからは、国道220号をひたすら南下。堀切峠で車を停める。ここは海の眺望がいい。180度まるごと海。海岸沿いはずっと鬼の洗濯板なのだな。
 海にへばりついた、鵜戸神宮へ。主祭神日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊ウガヤフキアエズノミコト)。かなり大きい神社で、目の前は海と奇岩だらけ。洞窟の中に本殿がある。下の方にある奇岩の窪みに、石を投げ入れるとよいという運試しがあって、父がやってみたが、これはむずかしい。ここはなかなかキッチュな空間だ。そうそう、宮崎の神社は、真新しいように真っ赤に朱が塗ってあるものが多く、これは不思議な感じだった。ここもそうである。

さらに南下し、油津の「びびんや」にて昼食。かつお飯(鰹の丼にだし汁をかけたもの)がうまかった。
 ここから北へ戻る。飫肥城へ。「飫肥」はオビと読む。ここはそれほど大きい街ではないと思うのだが、五万石の飫肥城は立派な石垣だった。ポーツマス条約の小村寿太郎はここの出身で、記念館がある。その他、豫章館など。時間が少なくて、ゆっくりしていられなかったのは残念だった。レンタサイクルがあったので、これで町を回ってみるのもよさそうだったのだが。
 ここから、県道28号で延々と山道。運転には神経を使う。田野から高速に乗り、宮崎駅前でレンタカーを返す。JR宮崎駅(16:19)から、特急で霧島神宮駅へ。
 宿は霧島温泉の、竹千代霧島別邸。新しい旅館なのだが、風呂は小さく、露天風呂が殺風景だったのは残念。硫黄の匂いがするのは温泉らしかったが。食事はまあまあだった。接客はいまひとつ。