メナード美術館へ行く

日曜日。晴。
音楽を聴く。■モーツァルト弦楽四重奏曲第十一番K.171、第十二番K.172(ターリヒQ、参照)。ターリヒQ、落ち着いていてなかなかいい。■マリピエロ:交響曲第四番(デ・アルメイダ、参照)。

2014年晩夏・秋_54昼から母と、愛知県小牧市メナード美術館へ行く。高速道路を使わず下から行って、一時間弱。途中、母が四〇年前に勤務した、愛知県江南市立布袋小学校へ寄ってみる。何の面影も残っていないとのこと。高々四〇年で、そこまで変ってしまったのか。
 メナード美術館では、ちょうど2014年の「コレクション名作展」をやっていた。西洋絵画・彫刻、日本洋画、日本画などで、なかなかいいものがある。全体の質は高い。人は結構来ていて、若いカップルなんかもいた。総じて、きれいでわかりやすい絵が多く、これはこれで決して悪いものではない。マネ、セザンヌルノアールゴッホピカソなどの人気の画家もあるし、彫刻ではマイヨールやロダンがある。個人的に気に入ったのは、ジェームズ・アンソールの「仮面の中の自画像」とフェルナン・レジェの「4人の自転車のり」など。幻想絵画ではマグリットデルヴォー。モランディの本物は、ここで初めて見た。日本人の洋画では、岸田劉生の「麗子像」が3点、小磯良平佐伯祐三熊谷守一など。日本画は相変わらず自分にはわかりません(明治以降の日本画に、感動したことがない)。船越桂なんかもあった。充分の見応えでした。他の収蔵品も気になるので、また訪れてもいいと思った。
 見終わったあと、近くの喫茶店(カフェ・クリスティ)へ。そこから、少し離れた熊野神社というのへ行く。なんか、「五枚岩」ってのがあって、奇岩なのである。ここの山(丘?)は、小牧・長久手の戦いで秀吉側(稲葉一鉄)が陣を敷いたところだそうだ。あとは、関・江南線で帰る。よろしゅう御座いました。
2014年晩夏・秋_58
つくづく思うが、知らないところへ車で行くときは、カーナビは絶大な威力を発揮するな。ストレスなくドライブができる。旅行でも、レンタカーには必須。いまのカーナビはとてもよく出来ていて、感心させられる。