澁澤龍彦『エロスの解剖』再読

雨。溽くて耐え難いくらい。
中華「龍園」にて昼食。いつもの女の子がまだ来ていなくて、オーダーが通じない。店の人は日本人でないのだ。仕方がないので、メニューを指さして注文。何か奇妙な感じ。
一日中、朦朧とするくらい眠い。格別睡眠時間が短かったわけではないのだが。仕事中困る。

澁澤龍彦『エロスの解剖』を読み返す。浅田彰氏は、今さら澁澤龍彦を読むものはナイーヴだと言わねばならないとして、澁澤など大いに軽蔑してしかるべきだと述べていたが、如何に格好いい浅田氏の言だとは云え、おいそれと従うわけにはいかない。僕はもちろんナイーヴなので、澁澤龍彦が好きなのである。想像力の論理というものを、我々は取り戻さねばならないと思う。

エロスの解剖 (河出文庫)

エロスの解剖 (河出文庫)