曇のち晴。
平凡社ライブラリーの「ホラー・ドラコニア」のシリーズ第二弾、『菊燈台』読了。絵は山口晃で、恥ずかしながら山口のことは知らなかったのだが、一見で気に入った。こちらをワクワクさせるようなエロティシズムで、見飽きない。伝統的なタッチを見せながら、中世の話なのに、原発を描き込んだり、メカニズムを取り入れたり、女性に現代の格好をさせたり。それがまた澁澤龍彦にぴったりなのだ。小さいながら、じつに贅沢な本。併録の澁澤のエッセイ「少女コレクション序説」は、これまで何度読み返したことか。このシリーズ、いったい何冊出るのか知らないが、続巻も楽しみ。
菊燈台 ホラー・ドラコニア少女小説集成 (平凡社ライブラリー)
- 作者: 澁澤龍彦,山口晃
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- 作者: プラトン,渡辺邦夫
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- 作者: 宇野常寛,濱野智史
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物価がリフレに近づいていったら、リフレ派は割れるのではないか。最近のツイッターを見ていたら、そんな気がしてきた。リフレ派も人の子だからな。