ベルクソン『精神のエネルギー』/大戦略DS落手

晴。

アンリ・ベルクソン『精神のエネルギー』読了。原章二による新訳で、日本語の散文としてすばらしいものになっている。明晰であり、ふわっとして仄かに文章が発光しているかのよう。本書はベルクソンを初めて読む人にはぴったりだと思うし、既に主著を読んだ人にも役立つだろう。ベルクソンというとオカルトっぽいイメージがあって、ドゥルーズなど(ジャンケレヴィッチもそうらしい)が深甚な影響を受けているにもかかわらず、最近では評判が悪い。一見やさしそうだからだと思うが、言葉は平易でも、ちっともやさしくはない。近年の脳科学の発展で、ますます時代遅れになったと考えられているのではないか。しかし、断言するが、正しい方向を向いているのは、ベルクソンの方である。
 できれば訳者に、ベルクソンの他の本も訳して頂けるとありがたいのだが。

精神のエネルギー (平凡社ライブラリー)

精神のエネルギー (平凡社ライブラリー)

大戦略DS」落手。何かゲームをやってみたくなったのだが、RPGは面倒なので、シミュレーション・ゲームに挑戦。でも、選ぶソフトが古いですね(笑)。とにかく面倒でないやつを、ということだったのだが、このソフトはまあまあそれに適っていたようです。昔のPC版よりも、システムはシンプル。最初のシナリオをやってみると、サクサクと進んで結構ハマる。自分にもそんなにむずかしくない。負けてもシナリオは進むそうなので(成果によってシナリオは変化してくる)、そこもいいですね。時々遊んでみるかな。
 じつは、Windows用の「大戦略WIN2」も持っているが、まだ遊んでいない。こちらもそのうちやってみよう。

大戦略 DS

大戦略 DS

大戦略DS攻略Wiki参照