重田園江『ミシェル・フーコー』

晴。
重田園江『ミシェル・フーコー』読了。フーコー読解のアカデミズム化が進んでいる。その中では、本書はフーコーとがっぷり四つに取り組もうという心意気が見える。幼稚くさい(学問的にという意味ではないよ)ところもさらけ出しながらの、奮闘だ。

ミシェル・フーコー: 近代を裏から読む (ちくま新書)

ミシェル・フーコー: 近代を裏から読む (ちくま新書)

今年のノーベル物理学賞は、宇宙の加速膨張の発見に対してだった。早い受賞だな。確かにこれは、インパクトがあった。で、ダークエネルギーの問題が出てきてしまったわけだ。光速を超えるかもしれないニュートリノだとか、物理学の謎はなかなか尽きませんね。いわゆる「標準理論」が覆るなどということが、果してあり得るのだろうか。
 しかし、ちょうど先日読んだばかりの話題なのだよな(参照)。タイムリーである。