石川栄作『人間ベートーヴェン』

曇。

「夜に駆ける」にハマったのがきっかけで、このところ VTuber の燦鳥ノムさん(笑)のカバーで若い人たちに聴かれていると思しい日本の曲をいろいろと聴いている。まだこの段階で感想を固定化したくないのだけれど、鋭く、暗く、ナルシスティックなものが多いというとりあえずの印象だ。「夜に駆ける」なんかはまだメロディラインがあって、わたしの感覚だと(クラシック音楽の)ロマン派みたいに聴こえるところがあり、いってみれば古くさいのがわたしの琴線に触れたのだと思う。歌詞は自殺を扱った、これも暗いものだ。
 へんな話だが、ただの曲よりも、わたしはアニソンの方が好きな感じ。アニソンは決して音楽だけで勝負するわけでなく、アニメ本編と切り離せないところがあって、ゆえに何を聴いているのか判然としないところがあるのだが、そこが好きだ。最近ほっちゃん堀江由衣)の「バニラソルト」をヘビーローテーションしていたが、これは『とらドラ!』のED。アニメの印象もあって、僕にはすごくかわいい曲に聴こえる。一方で、鋭い断片を繋ぎ合わせたような、うるさい曲はどちらかというと苦手だ。基本的に、うるさい曲はすべて苦手(これはクラシック音楽でもそう)。『ゼロの使い魔』2期、4期EDのような超バカバカしい曲は、大好き。これはアニメを見ていないと何もおもしろくないだろう。

 

メモ。
シン・アナキズム――連載「アナキスト思想家列伝」by ディオゲネ子(重田園江)|本がひらく
 
珈琲工房ひぐち北一色店。石川栄作『人間ベートーヴェン』を読み始める。
肉屋。

石川栄作『人間ベートーヴェン』読了。途中から速読した。

 
NML で音楽を聴く。■ヘルマン・ゲッツ(1840-1876)のピアノ協奏曲第一番 変ホ長調で、ピアノはフォルカー・バンフィールド、指揮はヴェルナー・アンドレアス・アルベルト、ハノーヴァー北ドイツ放送交響楽団NML)。ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「夜のガスパール」、「水の戯れ」で、ピアノはスヴャトスラフ・リヒテルNML)。1954年のライブ録音。リヒテルラヴェルを弾いたのはこれまで多分聴いたことがない。一般的なラヴェルとはだいぶちがう演奏。