晴。暖かい。このまま一気に春到来なのでしょうか。
宇野弘蔵『恐慌論』読了。難解で、よく判らないところもたくさんあったが、気になったのは、本書のアクチュアリティである。恐慌論なのに、いくら原理論だといっても、中央銀行や政府の役割がまったく考慮されていないというのは、どうしたものか。解説も、近年の「百年に一度の不況」について嬉しげに語っているが、本当に本書がこれを説明しているのだろうか。そしてそれは、資本主義の終りを示しているのだろうか。そこのところが、素人にはよく判らない。
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