中村哲『アフガニスタンの診療所から』

晴。
プールとアピタ
中村哲アフガニスタンの診療所から』読了。とても感動もしたが、それは措こう。「国際協力」とか「難民支援」とかが、書類上の満足(まさしく机上の空論)に終るという偽善の多さ。大量の金がどこかへ消えてしまう分だけ、何もしない方がまだマシだということ。どうして国連が嫌われるのか。なぜ欧米のNGOが現地人を「恩知らず」呼ばわりするのか。リアリストであることの難しさ。同胞同士で殺しあうこと。日本の憲法第九条。「先進国」ではなく「発展過剰国」と呼べ。日本人はこれで、本当に「生きている」と言えるのか。
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アフガニスタンの診療所から (ちくま文庫)

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