富士正晴『不参加ぐらし』

雨。
 
朝、家事をやるとき、水が冷たくなってきた。
雨已む。いつもより40分遅くスーパー。いっぱい買って高かった。海無し県のせいか、サシミが高い。
 
昼寝。
何だかんだで夕方。
 
富士正晴『不参加ぐらし』(2023)読了。おもしろかった。笑わされた。どうでもいいので寝る。

わたしはマジメ人間なので富士とまったくちがうが、富士の気持ちや言いたいことはよくわかる、気がする。昨日も書いたけれど、このどうでもよさは知性で、じつは簡単に得られるものではありませんよ。
 富士正晴の別の本も読んでみたいなあ。図書館にないかな。
 
夜。
【解説】 戦争のルールは病院を守るのか イスラエルの主張と義務は(BBC) - YouTube
これはむずかしいな。イスラエルが「戦争のルール」を守っているかは、「戦後」に(国連などの)中立した機関によって検証される他なく(それが可能かすらわからない)、いまそれが守られているか、確認する方法は実質的にない。もっとも、わたしのような平和ボケした国の愚かな一民衆は、「戦争のルール」ということ自体、どうも納得がしにくいのであるが。まあ、戦争が決してなくならない以上、そのルールというやつも必要なのであろう。「フェアプレイ」としての戦争なら、許されるのか? そもそも、「フェアプレイとしての戦争」などというのは、可能なのか? そんなことをいっても仕方がないのは、わかっているけれど。
 

 
Murray Perahia (Bach, Beethoven, Schumann, Chopin, Schubert) with commentary - Oct. 24, 2013, Tokyo | YouTube
マレイ・ペライアの2013年東京公演。これぞ超一流だな。曲目は、バッハのフランス組曲第四番、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十三番、シューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」、ショパン即興曲第二番、スケルツォ第二番。アンコールでシューベルト即興曲 op.90-2、ショパンエチュード op.25-1, 10-4、ノクターン op.15-1。iPad mini で視聴。
 シューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」が特によかったな。あまり弾かれない曲だが、ベートーヴェンの後で聴くと斬新で、いい演奏だった。ラスト、カッコよかった。ペライアはよほど興が乗ったのか、アンコールを四曲も弾き、全体として盛りだくさんで大満足の演奏会、ってところじゃないか。また、質の高い観客の反応がいいね。
 それにしても、ペライアはどちらかといえばじっくり聴かせるタイプのピアニストだと思うが、技術もすごいね。「熱情ソナタ」とか、たいへんな迫力だった。知情合わせもっている。