こともなし

晴。
昧爽起床。朝食までブログの観光日記を書く。
九時くらいに観光日記を書き終える。まあ、がんばって書いても自分以外読まないんだけれども笑。でも、自分には思想的にも得るところの大変多い観光旅行だった。日本の深い山の中の町。(都会の植民地としての)いま風の郊外ロードサイド。古都と仏像。そして、都道府県の中でもっとも凡庸である岐阜県の、その中でももっとも凡庸な市町村である各務原市航空自衛隊基地の町である)の、そのまた周辺部に住む、わたしという存在。
 
スーパー。特別なものは何も買っていないのに、食料品がかつてに比べて何もかも高くなったな。第一次産業に従事する人が減ったせいなのか、国産の野菜、肉、魚、乳製品、すべて随分と高くなっている。はっきりいって、余裕のない人は国産品を食べない時代にとっくになったといっていいだろう。この傾向はこれからも続く。なにせ、ひどい話だが、第一次産業は職業として蔑視の対象ですらあるからな。というか、デスクワークがいちばん高級なイメージって、いったい何だろう。
 
昼飯はいつもの半田めん。旅行でおいしいものを食べたが、家で半田めん(徳島の麺である)を茹でて、自家製の新鮮な薬味で食べるだけで、わたしは充分満足なのだよなあ。貧乏な田舎者というか、ね。
 
 
観光して今、の取りとめもない跳躍的妄想だが、本当に、現代東京の貧しく底の浅い文化(たくさんの才能に溢れていて、それなりに精いっぱい真剣なのは認める)の産物たる日本のコンテンツを、我々日本の田舎者はどう享受して精神を作っていったらよいか、深刻な問題だな。
 ほぼ東京にしかない日本の出版文化などは、もはや本丸落城が迫っている有り様である(昨日の朝日新聞幻冬社社長へのインタビュー記事は、示唆的だった)。本は、極一部の趣味人だけが特殊な娯楽として読むようになった、そんな感じすらある。まあ、わたしは本のことをよく知らないので、まちがっているかも知れないが。
 
昼寝。
昨日、名神高速の多賀SA にて買った赤福もちを、お八つに食べる。「名物に旨いものなし」というけれど、赤福はおいしい。
 
夜。
secret base ~君がくれたもの~ ZONE(フル) - YouTube
田舎旅行していて頭に浮かんできた歌。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の ED曲だったか。
 
トニカクカワイイ(シーズン2)』をテキトーに観返す。内容がまるでないのがいい。