玄侑宗久『華厳という見方』

晴。のち曇。
 
玄侑宗久『華厳という見方』(2023)読了。ほがらかで楽しいし、もちろんとても勉強になった。本当にたくさんの人に読んでもらいたいけれど、わたしのように信用のない人間がいっても、なかなか読んでもらえないだろうな。残念である。もっと精進しないとな。

鈴木大拙の『華厳の研究』を読み返さないとな。中沢さんの『レンマ学』も。
玄侑さんは現代の絶望的な状況をよく知っておられるのだけれど、それでもほがらかさを失わない。稀なことである。わたしごときにはなかなか真似ができない。
玄侑さんも福島県の三春という、地方に根を張って生きておられる。ありがたいことである。
 
 
今日の昼食はラディッシュの抜き菜が中心で、味噌汁の実とか、油揚げと甘辛く炊いたりとかに使う。抜き菜はいちおうスーパーで売っていることもあるけれど、ふつうは買うまでもないもの。畑で大きくなってくる野菜を、間引いたものだから。しかしこれが、やわらかくてとてもおいしいのである。
 
土曜日は昼ごはんを食べながら、NHK教育、じゃなかった Eテレで「ねこのめ美じゅつかん」の再放送を観るのが習慣になっている。あ、もう「ねこのめ美じゅつかん」だ、一週間経つの速いねー、というのが我が家の毎度だ。これがバカバカしくておもしろくて、とってもいい。下らなくて、つい笑っちゃう。例えば気取ったフランス文学者とかがエラソーに御託宣を述べるような美術番組よりか、わたしはなんぼかいいと思います。バカバカしいようで、レヴェルもじつは高いしね。
 
肉屋。国産牛ロース肉が 100g で 500円、広告の品で安かった。
外気18℃、肌寒くなってきた。
 
夜、早寝。