甥っ子の勉強を見る

晴。
早起き。朝からモズがジジジジジと高鳴きを繰り返している。
 
高校数学とか(自分には)明らかに閉じているから、こればかりやっていると閉塞感があるな。
 
甥っ子の勉強を見る。高校数学の整数の分野を、午前午後併せて四時間半くらい。しかし、こんなにむずかしいことを日本人全員(というわけではないか)が通過しなくたっていいのになと、いまではちょっと思ってしまう。「教養」のために知っておくとよい、って考えもあるけれど、それにしたって技術的・技巧的すぎることをたくさん覚えねばならない。
 これで高校数学大得意、って人が、よく知らずにまちがって大学の数学科へ進学したりすると、悲惨なことになったりする。数学科レヴェルだと、もう、少しかしこいくらいでは理論を理解するのすらたいへんなのだ。まあ、物理学も似たようなことになっていて、わたしは場の量子論など、初歩中の初歩くらいしか理解できずに終わってしまった。最先端の数学も物理学も、凡人の理解を超えている。
 
甥っ子を駅まで送っていき、ついでに図書館。李良枝さんと井上荒野さんのエッセイ集を借りてくる。井上さんの本を読むとすれば、この著者はたぶん初めて。
暑すぎてさすがに市民公園には誰もいない。でも、なんとなく秋めいてきたような気もする。空が抜けるように青い。
 
 
夜。
どうも頭が疲れて面倒なことは何もしたくなかったので、『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』(2020)というアホみたいな楽しいアニメを観る。VRMMO で女の子がチート的無双する話で、バカバカしくてストレスレス、とってもいい。主人公のメイプルがよい子。第5話まで観た。