「【推しの子】」(2023)を観る

晴。
昨晩アニメ『【推しの子】』(2023)を途中まで観たが、ひと眠りしてみると、いまのエンタメ、おっそろしいなと実感。ナイーブな田舎者のおっさんには、刺激が強すぎるというか、こんなにおもしろくっていいのだろうか、って感じ。何か、観るのが悪いことをしているかのような。若い人は、こういうのをふつうに観ているんだよねー。「異世界転生もの」じゃないけれど、エンタメという異世界へ行って帰ってこれなくなるって、もう軽く現実化しているな。わたしなんかはそれこそおっさんである程度スキルがあるから解体して帰ってこられるけれど、子供がいきなりこういうので育ったら、キラキラした異世界がデフォルトになってしまって、そこから帰ってこられるのかしら。というか、(例えば現実はひたすらクソで推し活から)もう帰ってこなくていいっていう時代か。マジおっそろし。
  
昼。
珈琲工房ひぐち北一色店。ガルシア=マルケスの中短篇集(河出文庫2022)を読み始める。野谷文昭訳。
帰りに肉屋。酷暑38℃。
 
NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第十一番 op.22 で、ピアノはファジル・サイNMLCD)。■イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第三番 op.27-3 「バラード」で、ヴァイオリンはヒラリー・ハーンNMLCD)。よい。■モーツァルトのピアノ協奏曲第二十番 K.466 で、ピアノはアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、指揮はアントワーヌ・ド・バヴィエ、南ドイツ放送交響楽団NML)。1956年7月のライブ録音で、モノラルだが、充分聴ける。ミケランジェリのピアノは筋肉質で、この曲なら決して悪くない、というか感動した。響きがデッドだが、それが却ってオケを辛口にしていて、これもよく合っている。それにしても、こんな演奏は人間が卑小な現在では考えられない。

 
夜。
ベートーヴェン弦楽四重奏曲第八番 op.59-2 で、演奏はアリアンナ弦楽四重奏団NML)。 

 
『【推しの子】』(2023)第11話(最終話)まで観る。おもしろかったー、神アニメだな。2期も楽しみしかない。まだあんまりルビーが動いていないから、2期ではあるんだろうな。また、三角関係が本格的に展開されそう。あとは、アクアの目的であるところのサスペンスですよ。着々と進めているな。OP は個人的に大ヒット。YOASOBI の曲とめちゃめちゃマッチしてる。
youtu.be
YOASOBI の方の MV。現在2億6000万回以上の再生数になっている。
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