晴。
目を覚まして体を起こす前に、うとうとしながら心の中を彷徨っていると、心は奇々怪々だ。わたしなんかは、どういう悪癖か、本を読んだり音楽を聴いたりアニメを観たり、そういうことをし過ぎるのだと思う。そんなこと、一切なくったって構わないわけだが。なるたけはからいのない、自然な心の状態でありたいと思うのだ。
絶えずインターネットと接続していて、自然と繋がることを忘却する。そういう態度。他人と繋がることは、まだ自然と繋がることに近いが、他人がシステム化してしまえば、それはもはや人工物に過ぎない。
NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第一番 op.2-1 で、ピアノはファジル・サイ（NML）。これまでのベートーヴェンはいわばリミッターが付けられていたのだということがわかる。これほど巨大で野蛮なベートーヴェンが可能だとは。さすがはファジル・サイだ。
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いつものスーパーへ行ったところ本日休業であったので（よく確認しておかなかった）、マックスバリュへ。イオンブランドの商品が多く、これでいいのかなとためらいながら買う。
妹一家来訪。ウチで昼飯を食べ、昼から皆んなで初詣。近所のお宮さんと、となり村の大きな神社まで歩く。毎年の恒例行事だな。曇ってしまい、風も冷たかった。夕飯もウチのおばあちゃんの料理で、孫たち（わたしからすれば甥っ子たち）よく食べてくれたし、大人たち、楽しく会話する。妹のよくしゃべること。そうそう、上の甥っ子は今年成人式だ。早いもんだな、この新年会も、この形ではいつまで続くだろうか。
しかし妹一家とふつうに（？）楽しくしゃべっていて、芸術がわかるとかわからんとか、ほんと何の意味があるのか非常に疑問に思えてくる。わたしは普段、「芸術がわかる」なんて、決して思っていないと、断言できるか？ 冷や汗が出るような話だ。これはもちろん、妹一家をバカにした話でないのはいうまでもない。わたしの傲慢さの問題だ。
夜。
「コードギアス 反逆のルルーシュ」（2006）第5話まで観る。超有名エンタメ作品なので観てみたのだが、掴みがすばらしくて観始めたら止められなくなったわ。歌舞伎で見栄を切っているかのような（ってよく知らんけど笑）何という中二病アニメ！ すごく癖の強いキャラクターデザインも、福山潤さんCVのルルーシュも、この雰囲気にぴったり。先がめっちゃ楽しみです。
