雨。
ごろごろ。
雨の中、ミスタードーナツ イオンモール扶桑ショップ。大人のポン・デ・ショコラ ビターキャラメル+ブレンドコーヒー451円。
図書館から借りてきた、『コレクション瀧口修造4』読了。
Bose QuietComfort 35 II 落掌。十年間以上 QC15 を使ったのだが、さすがにボロボロになったので買い替える。マニュアルは付いていないし、スマホアプリがないとセットアップもままならない感じ。まあ、iPad mini でやる。QC35 は Bluetooth にも対応していて、無線でも聴けるのだな。いまどきだから当たり前なのか。ボロボロになるまで使った QC15 とは、音は比較にならない。もっと早く買い替えればよかったか。
NML で音楽を聴く。■バッハのブランデンブルク協奏曲第六番 BWV1051 で、指揮はジョルディ・サヴァール、ル・コンセール・デ・ナシオン(NML、CD)。■ハイドンのピアノ・ソナタ第四十八番 Hob.XVI:35、第一番 Hob.XVI:8 で、ピアノはレオン・マッコーリー(NML)。
夜。
■モーツァルトのピアノ協奏曲第二十番 K.466 で、ピアノはマルタ・アルゲリッチ、指揮はヤチェク・カスプシク、スイス・イタリア語放送管弦楽団(NML、CD)。アルゲリッチはすごく気合が入っていて、すばらしい演奏。こういうのを聴かされると、いまこれほどのピアニストは他にいないなと思わせられる。まさに音楽の化身。しかし、彼女は何歳ですか。オケはわたしにはかなり残念なそれに聴こえるが、アルゲリッチにインスパイアされたのか、こちらも終楽章など、頑張っている。■モーツァルトの四手のためのソナタ K.381 で、ピアノはマリア・ジョアン・ピリス、マルタ・アルゲリッチ(NML、CD)。音楽をやる喜びに満ち溢れた演奏。ピリスは(ニーチェのいう)アポロン的な演奏家であるが、アルゲリッチの躍動感に完全に飲み込まれている。すごいなあ。■モーツァルトのアンダンテと五つの変奏 K.501 で、ピアノはスティーヴン・コヴァセヴィチ、マルタ・アルゲリッチ(NML、CD)。ここではアルゲリッチはかつてのパートナー、コヴァセヴィチと共演している。全体的にコヴァセヴィチっぽい感じ。こういう風もありなんだな。ちなみにこの曲は、わたしは初めて聴くのではないか。■バッハのヴァイオリン・ソナタ第四番 BWV1017 で、ヴァイオリンはテディ・パパヴラミ、ピアノはマルタ・アルゲリッチ(NML、CD)。シチリアーノが美しすぎて泣きそう。一方で第二楽章などは、ピアノがちょっとぶっ飛ばしすぎに聴こえる。■メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第一番 op.49 で、ヴァイオリンはルノー・カピュソン、チェロはゴーティエ・カピュソン、ピアノはマルタ・アルゲリッチ(NML、CD)。超高速重量級。本来はもっと軽くロマンティックな曲だと思うが、スリリング。お客さんは大喜び。以上、ルガーノ音楽祭におけるアルゲリッチの演奏を集めたBOXセットからでした。この CD BOX、めっちゃお得だね。
ベンジャミン・クリッツァー『21世紀の道徳』を読み始める。なかなかおもしろくて、一気に半分くらい読んだ。読んでいて不愉快である。進化心理学を哲学に導入するのはいかがわしくてどうも気が乗らないため不勉強で、わたしが幾ら時代遅れ者でも、あたりを付けようと思って読んでいるところもある。案の定、じつにいかがわしいが、いまの若くてかしこい人はこういう風に考えるのだなと、気づかされるところがある。ま、著者からすれば、わたしなどは凡庸な非合理主義者、反知性主義者に直ちに分類され、一顧だにされないであろうな。
そういえば「新潮」で中沢さんの連載が始まったみたいだ。しかし、カルコスに文芸誌が入らなくなり、図書館にも置いていないので、買わずに読む手段はない。まあ、敢て買うのもなあ。連載が終わったら単行本化されるだろうし、それを待つか。