黒川創『世界を文学でどう描けるか』

晴れているが、雲多し。
蝉鳴く。たぶんアブラゼミ
 
NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第八番 op.13 「悲愴」で、ピアノはジョルジュ・シフラNML)。静かで、大袈裟なところがまるでないベートーヴェン。こんなベートーヴェンが成立するとは、おもしろいな。初めて聴くアプローチだ。

よく知らないが、シフラってリストなどの派手な演奏で知られるピアニストなのだな。この演奏にはそんなところは微塵もないのが不思議である。
 
ひどく溽い。スーパー。
 
曇。
昼飯はいつもの半田めんだったのだが、もらってきた麺つゆから作ったつゆで食べたらいまひとつだった。ちょっと甘ったるいし、何か(たぶん化学調味料)が舌に残る。ちょっとしたことでおいしさがひどく変わってしまうものだと再認識する。
 
モーツァルトのピアノ協奏曲第二十三番 K.488 で、ピアノはマリア・ジョアン・ピリス、指揮はフランス・ブリュッヘンザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団NML)。ピリスとブリュッヘン、こんな組み合わせがあったんだと聴いてみた。平凡といえば平凡な演奏なのだが、古典的といった方がよいのだろう、やっぱりすばらしい。1995年のライブ録音。ブリュッヘンがモダン・オーケストラを指揮するのは、わたしはあまり聴いたことがない。

With Passion

With Passion

  • Deutsche Grammophon
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シューベルトの三つのピアノ曲 D946 で、ピアノはマリア・ジョアン・ピリスNML)。第二曲、めっちゃよかった。さすがはピリス。
 
 
珈琲工房ひぐち北一色店。
黒川創『世界を文学でどう描けるか』を読み始める。えらく大きな題だが、最初の四章は二十年前のサハリン旅行記
 
茶店を出たら夕立が降ったあとらしい。地面が濡れ、蒸し暑さが消えて涼しくなっていた。
肉屋。
 
雨。
図書館から借りてきた、黒川創『世界を文学でどう描けるか』(2023)読了。千葉の「図書出版みぎわ」という出版社の本。 
 
夜。
『僕の心のヤバイやつ』(2023)第7話まで観る。話題作だが、そんなにいいかな。いや、悪くはないけれど、さすがにもどかし過ぎるだろ。というか、心理描写が繊細すぎて、俺にはよくわからん。
 
安永祖堂老師を読んで寝る。