岡潔+森本弘(中沢新一編)『岡潔の教育論』 / 「Charlotte」(2015)を観る

日曜日。曇。
朝目覚めると、ものすごく遠くまで行っている。帰ってくるのがたいへん。
 
NML で音楽を聴く。■ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲第八番 op.110 で、演奏はドビュッシー四重奏団(NML)。人間は限りなく愚かであり、救いなどは一切ない、ということを思わせるような。ただ苦しんでむなしく消え去っていくのみ。

ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲第十一番 op.122 で、演奏はドビュッシー四重奏団(NML)。
 
昼食をとってからごろごろする。
 
岡潔+森本弘(中沢新一編)『岡潔の教育論』読了。岡潔の文章だけでなく、和歌山の校長先生だった森本弘(1911-1988)さんの「岡潔読解」もすばらしかったし、また唐澤太輔さんの「解説」が、これまた独創的な論述になっていて、中身の濃い本だった。未熟なわたしなどがふらふら遊弋しているたんなる「無分別知の実践」ということも、さらに一歩も二歩も歩みを進めないわけにはいかない。わたしにあとどれくらい時間が残されているか知らないが、前途は遼遠、尽きることがない。唐澤さんの「微笑」に着目した「解説」論考、独創的だな。アルカイック・スマイル、ジャパニーズ・スマイル
 
■鈴木輝昭(1958-)の「交響的変容」で、演奏はレイフ・セーゲルスタム、スウェーデン放送交響楽団NML)。
鈴木輝昭の音楽 -管弦楽・室内楽作品集-

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  • アーティスト:V.A.
  • 日本アコースティックレコーズ
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■鈴木輝昭のヴァイオリン協奏曲で、ヴァイオリンは数住岸子、指揮は尾高忠明東京フィルハーモニー交響楽団NML)。■鈴木輝昭の「プレアデス・エミッション」で、演奏はケフェウス五重奏団(NML)。鈴木輝昭って全然知らないんだけれど、明らかに才能だな。鮮烈な響き。しかし、もったいなくも腹立たしいことに、NML の編集がめちゃくちゃ。
 
夜。
Charlotte」(2015)第13話(最終話)まで観る。友利奈緒のセリフじゃないけれど、最後、そうきましたか。確かに「Angel Beats!」と似て、ハッピーエンドでもないし、バッドエンドでもないな。ヒーローからほど遠い男が、奈緒に作ってもらった単語帳をお守りに(泣かされたんですけれど)、がんばっちゃうんだ。OP、EDの音楽もよかった。OP曲の歌詞が意味深でどういうことなんだろうと思っていたけれど、最後まで観るとわかるのね。