こともなし

曇。寒い。
 
スーパー。五倍ポイントの日であり、おせち料理用の食材が出だしたので買う。
 
昼食に煮込みうどん。暖まる。
 
 
どんよりとした曇り空。クソでかいイオンモール各務原へ、ここはいつもバカみたいに混んでいる。
3Fフードコートのミスドでシュガーレイズド+ブレンドコーヒー429円。藤本和子『塩を食う女たち』の続き。一時間くらい、ゆっくりと読んだ。

何かが崩壊しつつあると、わたしは感じている。子どもを持たない、なんてわたしには考えられないことだけれど、わたしたちの歴史が始まって以来初めて、「子どもは持たないつもりだ」という人が出ている。これはわたしにはひどい衝撃なの。何かの兆候だと思う。以前では到底考えられなかったことなのに、この頃は老人を養老院に入れてしまう人びとも増えている。たしかに何かが崩れかけている証拠よ。人びとが記憶を失いたがっているみたいな。……土地をどんどん手放す傾向も見えるし。
――黒人女性作家トニ・ケイド・バンバーラの言葉。p.128-129.

わたしたちがこの狂気を生きのびることができたわけは、わたしたちにはアメリカ社会の主流的な欲求とは異なるべつの何かがあったからだと思う。アメリカ的な病ともいうべき物質主義と鬱病に、わたしたちはまだ一度も屈服したことはない。物はいくら所有したって足りない。貧困のどん底にあるような黒人たちのこころを占めたのは物への欲求ではなく、何かべつのことだった。多くの黒人にとって、それは名付けようのないもの。指さして示して、ほらこれだ、ということができないもの。人びとはそれを宗教的偏見だとか、フードゥーだとか、ヴードゥーだとか呼ぶわけだけれど、いずれにせよ、わたしたちにはある種べつの知性を理解する能力がある。わたしたちは異質な一群の回路のより近くにいるのだと思う。それを精神異常とか狂気とか呼ぶ人もいるのだけれど……。
――黒人女性作家トニ・ケイド・バンバーラの言葉。p.120.

 

 
夜。
ハヤテのごとく!」第25話まで観る。アタマをカラッポに。