藤本和子『塩を食う女たち』

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

元日。曇。
　
NML で音楽を聴く。■バッハのパルティータ第六番 BWV830 で、リュート・ハープシコードはヴォルフガング・リュプザム（NML）。

J.S. Bach: Partitas BWV 825-830

■バッハのフランス組曲第一番 BWV812 で、ピアノはマレイ・ペライア（NML）。安定のスタンダード。NML で聴けるフランス組曲のディスクとしては、ガヴリーロフの新盤と共に双璧だろう。

FRENCH SUITES

■ルイス・ウンベルト・サルガード（1903-1977）のヴィオラ・ソナタで、ヴィオラはボリス・ヴァイネル、ピアノはエレン・ソマー（NML）。

V1: Chamber Music

■ルイス・ウンベルト・サルガードの木管五重奏曲で、演奏はカンザス・ヴィルトゥオージ（NML）。なかなかおもしろい。サルガードはエクアドルの作曲家。
　
昼食は御神酒（おみき）少々に雑煮。
　
ごろごろ、ぼーっとする。
ウチの金柑とみかんを捥いで食う。みかん、めっちゃうまい。どんよりと曇った天気。
　
　
藤本和子『塩を食う女たち』読了。副題「聞書・北米の黒人女性」。承前。本書については、わたしの能力では何も書けない。

このごろ思うんですけどね、わたしたち昔のほうが互いに仲良くやっていたんじゃないかしら。お金なんかなかったけれど、道徳の基準は高かった。いま物質は多く手に入るようになったけれど、互いにいがみ合っているような感じで。物、物、といっているうちに、失われてしまう何かがあって。（p.238）

塩を食う女たち――聞書・北米の黒人女性 (岩波現代文庫)

　
長嶋有の古い（2005）エッセイ集を読む。
　
夕飯はもはや我が家の味となったおせち料理。老母が細々と作り続けている。レシピ本は、わたしが生まれた年の、既に変色した「きょうの料理」だったりする。もう半世紀を超えた。
　
　
アニメでも観て寝ようかと思っていたが、どうしてもそういう気にならず、早寝。