ジャン=マリー・ドムナック『政治宣伝』

曇。
 
オッリ・ムストネンの弦楽四重奏曲第一番
 
昼飯の抜き菜の味噌汁がめっちゃおいしかった。抜き菜はわざわざ買うようなものではないから、畑のある家の特権だな。
モーツァルトの「グラン・パルティータ」 ブリュッヘン指揮、18世紀オーケストラ戴冠式ミサ 証聖者の荘厳晩課 アヴェ・ヴェルム・コルプス
 
珈琲工房ひぐち北一色店。森まゆみ『町づくろいの思想』を読み始める。社会時評、って感じかな。社会・政治的な思考の肌理が荒くて、大雑把な印象を与えられる。また、著者は典型的な東京の「意識高い系」の人で、こういうのは少し苦手でないこともない。しかしまあ、そんなことはどうでもいいのだ。硬派なエッセイといえばそうで、読めないことはない。

 
何となく鬱々するので、ついでにひさしぶりにカルコス。ちくま学芸文庫二冊購入。あと、岩波書店新刊としてヴィンケルマンという、古くさいやつが出たので、喜んでこれも買った。レッシングの『ラオコーン』とか、大昔に読みましたよ。ウォルター・ペイターの『ルネサンス』で知ったのだったか。そういやこれも大昔、いつか『享楽主義者マリウス』を読もうと思っていたのだが、そうしているうちに30年経ってしまった。レッシングは林達夫さんの『文藝復興』に収められている、「三つの指輪の話」を読んで興味をもったのだったな。いずれにせよ、古くさい話である。 
 
夜。
ジャン=マリー・ドムナック『政治宣伝』読了。 
かつて読んだことを忘れていて買い直した、青山拓央『分析哲学入門』を読み始めたが、分析哲学がつまらなすぎて70ページで挫折。分析哲学がわたしの哲学でないことを再確認した。
 
早寝。中沢さんを読んで眠る。