晴。
音楽を聴く。■ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第二番op.100(ムローヴァ、アンデルジェフスキ、参照)。佳演。■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第十八番op.31-3、ロンド ハ長調op.51-1、ロンド ト長調op.51-2、ピアノ・ソナタ第二十八番op.101(リヒテル、参照)。リヒテルは聴き始めたら止められない。ソナタ第二十八番は、ほぼ理想的な演奏。また、ロンド ハ長調のなんとチャーミングなこと! こんな片々たる小品に命を吹き込むのだ。
#
深谷賢治『解析力学と微分形式』にざっと目を通す。このところ物理や数学の本を読んでいなかったので、また時には目を通そうと思う。久しぶりだったが、なかなかおもしろかった。第一章は精読したので、あとでメモしておこう。
- 作者: 深谷賢治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/04/06
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
図書館から借りてきた、吉田健一『おたのしみ弁当』読了。下らんと思いつつ楽しんだ。吉田健一は、二十代の頃によく読んだのだよな。今でも本棚に文庫本が十冊くらい残っている。現在の目で見ると、吉田健一の中のヨーロッパ(吉田健一にアメリカは殆どないようだ)はまだ遠い感じだ。彼の文章は、まだ(英国を中心とした)ヨーロッパと、日本の落差で成り立っているところが大きいと思う。良かれ悪しかれ、簡単にパリ大学へ留学して勉強してきた今の若い人たちが訳すフーコーなどとは、文体がまったくちがう。ただ、自分は古くさいものも好きだが、どうせ古くさいなら例えば鴎外や露伴に就きたいのだが。彼らは、そう簡単に越せる人たちではない、というか、ある意味では殆ど不可能である。それに比べれば、吉田健一は貧しいと言わざるを得ない。って本当に何様ですが。まあ、いま吉田健一を読むというのも悪くはないと思う。実際、講談社文芸文庫にいったい何冊入っているのだ。人気だなあ。オシャレな和風の店という感じなのだろうか。
- 作者: 吉田健一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/01/11
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (5件) を見る
ほお、Perl でもキーボードからの一文字入力ができるのか。モジュールを使うわけね。
一文字入力待ち - Perl表技集