曇。
夕方、肉屋。
老母の Linux Mint に Android を接続して、写真を PC に転送しようと思ったのだが、USBケーブルで繋いでもそのままでは認識されないのだな。簡単にやる方法はないみたいだ。ネットワーク経由で転送することはできるが、これも結構めんどうくさい。まあ、スマホのストレージ容量は充分あるので、ブログ用の写真などはそのまま Android からブログにアップロードした方がよいみたい。
夜。
図書館から借りてきた、小林信彦『日本橋に生まれて』読了。これで二十年以上続いた連載は終わる。小林信彦ほどの人が、日本の没落を記してとは、さみしい終わりだ。小林さんはどうやらネットはやらずにしまったのかな。
『吉本隆明全集20(1983-1986)』を拾い読みする。ほんとにおもしろいし、感銘を受ける。この巻に来ると、ついにわたしの同時代人(?)の吉本さんという感じがして、懐かしいというか、わたしのかつて呼吸していた時代を、吉本さんが語っている!という感じになる。ここからあとの巻は、すべて読んでみたくなるな。
これを読んでいると、マジ元気が出るし、勇気が湧くな。吉本さんは、比べものにならない孤独の中で、やれる限りのことをやった。わたしごときが、嫌になって鬱々していてどうするんだと思う。
吉本さんはやっぱり全集を読むのがいいですよ。読んだことのなかった短い文章が、とってもいい。まとまった大文章もいいけれど、短い文章に現れた吉本さんの肉声が、自分を鼓舞してくれる。