曇。
難解な問題ではなくて、凡人の悩み・苦しみを解決できる人がほんとうにえらい人なのだろうな。というか、凡人の悩みを悩めるえらい人。
NML で音楽を聴く。■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第二番 BWV1003 で、ヴァイオリンはテディ・パパヴラミ(NML、CD)。
関係主義は重力があるとうまく働かないな。結局、第一原理を設定した場合のように、特定のアトモスフィアに引き摺られてしまう。第一原理に関しては最初に記号が設定されるわけだが、似たようなものだ。
「個性」がアピールされるべき世の中である以上、必ず新しい差別は登場し続ける。どれだけ潰しても、次から次へと現れるのだ。それは何故なのか。マイノリティとは何か。いや、むしろ、マジョリティとは何か。じつは、「個性」も、マイノリティもマジョリティも記号に過ぎない。ひとりひとりはそれぞれちがう、その絶対的な事実はいわゆる「個性」ではない。マイノリティもマジョリティも、集団に貼られた相対的レッテルである。「個性」という記号は、その中で泳いでいるのだ。「わたしらしさ」というのは、執着の塊である。すべての「わたしらしさ」を破壊したところに、唯一無二の自己が現れる。
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ごろごろしていたら鳥の鳴き声と重なる。
昼から図書館。肉屋。
■ハイドンのピアノ・ソナタ第十三番 Hob.XVI:6 で、ピアノはワルター・オルベルツ(NML)。いい曲だな。
■ハイドンのピアノ・ソナタ第二番 Hob.XVI:7、第一番 Hob.XVI:8、第三番 Hob.XVI:9、第六番 Hob.XVI:10、第五番 Hob.XVI:11 で、ピアノはワルター・オルベルツ(NML)。■ハイドンのピアノ・ソナタ第五十三番 Hob.XVI:34 で、ピアノはワルター・オルベルツ(NML)。名曲好演。
早寝。