柴崎友香『主題歌』

晴。

NML で音楽を聴く。■ドビュッシーの十二の練習曲で、ピアノは内田光子NML)。このアルバムは CD でももっていて聴いてきたものだが、いや、わたしは全然わかっていなかったのだな。教授(坂本さん)がバッハとドビュッシーっていっていたの、ようやくわかるようになってきたというか。

ドビュッシー:12の練習曲

ドビュッシー:12の練習曲

  • アーティスト:内田光子
  • ユニバーサル ミュージック
Amazon
 
スーパー。

音楽だが、これまで聴いてきたのの裏側から同じ演奏を聴くような感じが増えてきて、随分と聴き方が変わってきた面があるなあと思っている。いろんな曲が、だいぶちがうように聴こえてきたりとか。これはクラシック音楽についてだけではなくて、ポピュラー音楽は、心に残るのだけれど作りは非常に安易、という曲が多いことがわかるようになってきた。こういうのは、どう考えるべきなのかな。心に残ればいいとすればよいのかな、まあそんなこと、どうでもいいのかも知れないが。むずかしいことなんか、考える必要ないじゃん、みたいな。

昼から、ミスタードーナツ イオンモール扶桑ショップ。もっちりフルーツスティック シナモン+ブレンドコーヒー418円。岩波新書新刊の『ヒトラー』を読み始める。350ページを超える厚めの新書本だ。おもしろいという言い方はよくない?のかも知れないが、おもしろく読んでいる。第二章のミュンヒェン一揆終結まで。ここまで大雑把には意外だと思ったところはないが、骨組みしか知らないところに細部が肉付けされていくのがよい。そうそう、第一次世界大戦ヒトラーは一兵卒として従軍するのだが、そこでそれなりに活躍したというのは意外でなかったこともない。とにかく、一級鉄十字章をもらっているのだ。あとは、演説家、プロパガンディストとして頭角を現してくるのは、ある程度知っていたとおり。ユダヤ人排斥も、元からの思想ではなく、煽動の道具として採用したようである。

 
夜。
柴崎友香『主題歌』読了。短篇集。10年以上前の小説をいま読む。ってまあ1000年以上前の文学だって存在するから、だから何って話か。表題作はかわいい女の子が好きな女性たちの話。いまだとルッキズム的にどうなのだろうという気がちょっとだけしないでもない。そんなの、つまらない読み方か。女子会のシーンがおもしろかった。