小さな藤田嗣治展

晴。
音楽を聴く。■バッハ:ブランデンブルク協奏曲第六番 BWV1051 (サヴァール参照)。■メシアン:我らが主イエス・キリストの変容〜最初の七部(チョン・ミョンフン参照)。しんどくて一気に聴けなかった。メシアンの巨大さ。

気持よく晴れた。岐阜県美術館へ「小さな藤田嗣治展」を見に行く。小規模な展覧会で、値段も安かったが(700円)、なかなか見応えがあった。藤田嗣治はこれまで結構見てきたと思っていたが、今回のは一度も見たことがない作品ばかりだった。小品が主であったが、藤田は日本人にはめずらしく西欧的に個性的で、フランスで人気があるのも頷ける。晩年はキリスト教に帰依し、フランス国籍を取得している。よい意味でとてもお洒落で、イラストレーターなどに模倣者がたくさん居る感じ。まったく古びていない。満足しました。
 常設展では佐藤慶次郎の動くオブジェが大変におもしろかったです。この人については何も知らないが、何でも元々は現代音楽の作曲家だったらしく、その過程で動くオブジェを作り始めたのだとか。まあ「芸術」なのかどうか知らないが、作品の前に立つとおもしろくってつい見入ってしまう。見る機会があったらお勧めです。
 いつも書くことだけれど、岐阜県美術館にはいつも感心させられます。小規模な企画展がピリッと刺激的である。最近は名古屋にもあまり出かけておらず、岐阜県美術館ばかりに頼っているのだが、ありがたいことです。しかし、館長に日比野克彦をもってきたのはどうなのだろう。美術館庭にある日比野克彦の考えた造形(というかただの花を飾る場所)など、(僕だけかも知れないけれど)失笑させられるのだが。まあ頑張って欲しいです。
帰りに珈琲工房ひぐち北一色店に寄る。ここ、オシャレな雰囲気でコーヒーも美味しいのだが、あんまり入っていないのだよなあ。チェーン店のさかい珈琲とか、まったく感心しないのにものすごい混雑しているのですけれど。よくわからないね。

PC 遊び。