マルク・シャガール展

晴。
午前中は、昨日の相対論についてのエントリーの続きを書く。
シャガール「サーカス」から昼から岐阜県美術館。「マルク・シャガール 愛をめぐる追想」展を観る。大人1200円。シャガールは、もちろん一流の個性の持ち主であることは前提で、そこからだが、まず技術的な卓越、面白さはない。センスはさすがだが、半分の絵は「優れたセンスの凡作」だと思う。やはり、幸せというものに深みはないのだ。ちょうどインテリアとして飾るとか、雑誌の表紙にするならぴったりだと感じた。しかし、すべてがそうだと云うわけではない。岐阜県美術館所蔵の版画集「サーカス」などは、悪意まで感じられる強度があった。モノクロームの版画集「聖書」その他、総じて版画はいい。
 でもまあ、一流の絵画を観るというのは、いつでも楽しいものだ。自分の家に美術品などはないので、こういう機会でも捉えないと、美術を観る喜びはなかなか得られないので。なお、この展覧会だが、たくさんあった「個人蔵、ジュネーブ」というのは、全部同じコレクションなのではないか。残りはすべて日本国内の美術館からの借用である。日本にもこれだけシャガールがあるのかと思った。いつも書くことだけれど、お金がなくとも、美術館はやりようがあるのだ。
 なお、常設展示は、前回行ったとき(8/23)のとほとんど同じだった。どれくらいの間隔で模様替えするのかな。
 帰りに、コメダ珈琲領下店に寄る。

アクアの燃費だが、約100㎞走ってリッター20㎞あまり。これなら充分満足できる数字だ。確かにガソリンがなかなか減らない。ゆっくりの加速にも慣れてきた。モーターではエンジンブレーキがほとんど掛からないので、止まるとき早めにアクセルを離すのはまだ慣れない。とにかくハイブリッド車は、しょっちゅうアクセル・ペダルを離してモーター駆動に切り替えること。