外山軍治『則天武后』

晴。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ・ソナタ第七番K.309(ピリス、参照)。■シューベルト:(三つの)ピアノ曲D946(内田光子参照)。これ、いい曲だよね。ソナタに全然引けを取らない。■メンデルスゾーン弦楽四重奏曲第六番op.80(ケルビーニQ、参照)。これもまたいい曲だなあ。

外山軍治『則天武后』読了。歴史書であるが、伝記的な、多少古めかしい記述でなされたものである。則天武后は統治者として優秀であったとしても、その生涯はあまりにも血塗られていて、肯定しかねるのだが。著者は本書の最後で則天武后の統治を総括していて、それによれば、外政面、内政面ともに非凡であったとは云えないが、文化面では高い評価を与えられるとしている。そんなものなのだろうか。ふーんという感じ。

則天武后―女性と権力 (中公新書 (99))

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