中原中也詩集『山羊の歌』

晴。
音楽を聴く。■バッハ:イギリス組曲第三番BWV808(リヒテル参照)。
大垣。車中 BGM はグールドのバッハ。空き時間、ミスタードーナツ大垣店で時間をつぶす。ミスドは久しぶりだが、この前のマクドナルド(参照)に比べると、コーヒーはおいしいし、エンゼルクリームが食べられるし、ついでにトイレはウォッシュレットだし、こっちの方がずっといいなあ。帰りに BOOKOFF大垣バイパス店。「ブ」も久しぶりで、知らぬ間にポイントカードのサービスが始まっていた。このところ掘出し物はちっともなくなったけれど、それでも 7冊買う。
昼から県営プール。混んでいた。これから暑いからな。

角川文庫版中原中也詩集『山羊の歌』読了。佐々木幹郎編。わからないというか、軽すぎて何も頭に残らない。自分にはどうしようもない詩たちであるが、未発表詩篇の「玩具の賦」というのだけはおもしろかった。「昇平に」とあるので、これはもちろん大岡昇平のことであろう。「俺にはおもちやが要るんだ/おもちやで遊ばなくちやならないんだ」「おれはおもちやで遊ぶぞ/おまへは月給で遊び給へだ」「おもちやで遊べたら遊んでみてくれ/おまへに遊べる筈はないのだ」等々、くだを巻くように毒づいている。「おもちや」というのは恐らく詩のことであろう。中原は、何だか知らないが大岡昇平にむかついていたと思しい。中原の詩は甘ったるいものが殆どだが、こうした多少辛口の詩は読める。もう少し読んでみるかな。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150428-00000006-scn-bus_all
こういう中国の「日本すごい」みたいな記事を読んで我々は優越感に浸っているのかも知れないが、こういう中国の自己認識を見て、おそろしいとかは思わないのかね。彼らに余裕がでてきた証拠でしょう。「日本オワタ」なんてのなら、別にこわくないのだが。まあ、ホントにどうでもいいことなのだけれども。