ダンテ・アリギエリ『新曲 煉獄篇』

晴。
音楽を聴く。■バッハ:ブランデンブルク協奏曲第五番BWV1050(マーティン・パールマン、ボストン・バロック参照)。佳演。■バッハ:カンタータ第171番「神よ、汝の誉れはその御名のごとく」(カール・リヒター参照)。フィッシャー=ディースカウの声はすぐわかるね。居るなどとまったく気に留めていなかったのだが、声を聞いてハッとした。

何がよくなかったのかはっきりしてきた。両面の接合がうまくいっていないのだ。むずかしいな。
ダンテ・アリギエリ『新曲 煉獄篇』読了。原基晶訳。話は暗いし粘着質で、正直言って読んでいてあまり楽しくない。ってキリスト教文学の最高傑作と云われる本書の感想として、幼稚すぎるのはわかっているが。でも、最後の方は文体が軽くスピーディになり、楽しく読めるようになってくる。この翻訳はどうなんだろう。正確なのかも知れないが、文学的香気にはちょっと乏しいような気もする。さて、次は天国篇だ。

神曲 煉獄篇 (講談社学術文庫)

神曲 煉獄篇 (講談社学術文庫)

県図書館。土曜日は夕方六時に閉館なのか。もっと利用者のことを考えたらいいのに。