ダンテ『神曲 地獄篇』/西原理恵子『できるかな リターンズ』

晴。
音楽を聴く。■モーツァルト弦楽四重奏曲第十番K.170(ターリヒQ、参照)。■マーラー交響曲第六番(アバド参照)。いやあ、すごい聴き応え。一般的にアバドはテンポ感が絶妙なのだが、それにしてはちょっと遅目な第三楽章が名演。何だかアバドへのレクイエムのような気がして、しんみりしてしまった。しかし、自分はマーラーが好きだね。再確認した。■マリピエロ:交響曲第三番(デ・アルメイダ、参照)。■シェーンベルク:セレナーデop.24(ブーレーズ参照)。シェーンベルクは本当にありがたい作曲家。いまだにラディカルに聴こえる。

ダンテ・アリギエリ『神曲 地獄篇』読了。原基晶訳。読みやすい。ダンテは色々な人々を地獄に落としたが、ダンテ自身の政敵が多いのには呆れる。自分の鬱憤を晴らしているのだ。これがキリスト教文学の最高峰だと云うのかね。

神曲 地獄篇 (講談社学術文庫)

神曲 地獄篇 (講談社学術文庫)

西原理恵子『できるかな リターンズ』読了。西原さんのマンガを読むのは、何故か活字本を読むのと同じくらい時間がかかる。昔は笑って読んでいたが、今はおもしろいのに笑えない。何となくしんみりしてしまう。さて、こういう読解は正しいのでしょうか。
できるかなリターンズ (角川文庫)

できるかなリターンズ (角川文庫)


2014年晩夏・秋_50