晴。もう毎日暑い。でも、父がつくつくぼうしを聞いたそうだ。となるとまもなく秋か。
CoCo壱番屋岐阜都通店にて昼食。ソーセージ・きのこミックス880円。
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萩原朔太郎『虚妄の正義』読了。ニーチェ風アフォリズム集を狙っているのだろうが、はっきり云ってダサい。武林無想庵は「ヴアレリイの『ヴアリエテ』を読むとフランス文学の高さがわかる。萩原朔太郎の『虚妄の正義』を読むと日本文学の深さがわかる」と言ったそうだが、恥ずかしい話である。しかし、確かに今読むとそのダサさがイタいのだが、萩原朔太郎の才能を以てすらこれなのだ。日本は必死に思想面でも西洋に追いつこうとし、それを試みた結果なのである。そうした偉大な才能の途轍もない努力の末に、我々は立っているだけのことである。彼らのやった努力は、我々に比べれば遥かな「高み」にあるのだ。その工事現場の後を見て、ダサいと思えるに過ぎない。もちろん本書は、もう読む必要はないのかもしれないが、それは仕方のないことである。いや、やはり読んだ方がいいのかも。我々はバカだからな。
- 作者: 萩原朔太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/01
- メディア: 文庫
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どうでもいいことだが、近所の図書館は第31刷を入れているのだけれど、何となく図書館側の微妙な気持ちが出ていて苦笑させられる。内田樹は、もっと図書館で借りてみるつもり。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/06/20
- メディア: 新書
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佐藤文隆先生の本を次々と落手。『相対論と宇宙論』は専門書だが、先生の初学者向けの専門書は初めて入手した。一九八一年の出版なので、かなり古い本だが、入門書なので現在でもまったく問題ない。相対論の入門書は日本語でも山のように(というのは大袈裟か)あるが、さすがにユニーク。というか、カッコいいのだけれどむずかしいのですが。上手く云えないけれどね。内山龍雄先生の本とはだいぶちがうな。内山先生の本は、これはオーソドックスで、最初に読むならこちらがいい。佐藤先生の方は、優秀な学生向けで、容赦なしという感じなのだが、まあ自分のいうことなのであまり信用しないように。カー・ブラックホールの記述まであるのはさすがで、エディントン・フィンケルシュタイン座標やクルスカル座標の説明もあるとか、練習問題でペンローズ図を学ばせるとか、このあたりが容赦ないというのだ。先生の見つけた重力場方程式のTS解の説明は無いようで、ちょっと残念だが、さすがにむずかしすぎるからな。そのうちまたざっと目を通すつもり。
- 作者: 佐藤文隆
- 出版社/メーカー: サイエンス社
- 発売日: 1981/06
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今の子供たちについて、最新の一次資料を持っているという確信がある。これからの日本は、エリートは出てくるかもしれないが、全体のレヴェル(これは必ずしも学力だけを云うのではない)が下がって没落しますよ。そして、普通の人たちが傲慢になり、人間関係のギスギスした人気(じんき)の悪い国になると思う。