日曜日。晴。
図書館。
安岡章太郎『花祭』読了。少年の性の目覚めを描いた小説で、いかにも日本の近代文学らしく貧乏臭いものであり、まあ何ということもなかった。この小説は作者が四十歳を越えてからのものであるが、今のすれっからしの感覚からすると、何ともまだるっこしい。正直言って、文学ってこんなものなのだろうかと疑う。文章も平凡。一種の時代の記録として書かれたものでもあろうか。
- 作者: 安岡章太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1984/02
- メディア: 文庫
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でもまあ、平凡なりに、自分も旨いものを食っているとは思う。ことに野菜。家の前には広くはないが畑があり、年中新鮮な野菜は食っているのだ。野菜に鮮度が関係するのかと思う人もいるかも知れないが、大いに関係するのである。今日も、採れたての菜の花をさっと湯掻いたものを、カラシ醤油で和えて食べたが、これだけで美味いんです。もしかすると、野菜の匂いのしないスーパーの野菜ばかり食べている人には、自分のところで食べているような野菜などは、青臭く感じられるのかも知れない。トマトなぞも、そこいらで売っているものなどは、匂いがほとんどない。だいたい、野菜にも旬があるのだが、何がいつの季節のものなのか、ちゃんと知っているかな? 例えば、トマトは夏ですよ。いいですか?
- 作者: 島田雅彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/16
- メディア: 文庫
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天気がよかったので、花粉は気になったが、カメラを持って散歩する。
一時間半くらい歩いたかな。