吉本隆明『思想のアンソロジー』

晴。
ポリーニのピアノ、カラヤンの指揮による、シューマンのピアノ協奏曲を聴く(一九七四年のライブ)。ポリーニのピアノがアグレッシブで、落ち着かせようとするカラヤンのオーケストラと合わないところがある。そのあたりが、同じレーベルだったにも関わらず、二人の正規録音がなかった理由でもあろうか。しかし、終楽章のポリーニの迫力はやはりすごい。
 それから、ポリーニのライブって、たいていは正規録音の方がいい。そこらあたりが、例えばリヒテルとちがう。リヒテルのライブは、独立した価値を持つものが多い。だから、リヒテルのライブ盤がこれほど多いのだろうが。ちょっとフォローできないくらい発売されている。




吉本隆明『思想のアンソロジー』読了。いま慨嘆病に罹っているので、褒めだしたら止めどなく褒めてしまいそうだから、それはやめておく。いつもの感想だが、ホント、自分の貧しさを痛感させられて、こんなことではイカンなあと思う。水面下の部分をもっと充実させないと。とにかく、正しかろうが薄っぺらいのはもうウンザリ。
 これもいつもの感想だが、我々は西洋はもちろん、日本のこともきちんとはわからなくなってしまったな。中途半端。吉本さんなんかを読んでいると、申し訳ない気持ちになってくる。


「Kanecoの日記」に新作の詩が載っている!と思ってブログに書こうか躊躇しているうち、岡崎武志さんのブログに先を越されてしまいました。まあ、僕のブログより、岡崎さんのでよかった。同郷人にこんないい詩を書かれる方がいるというのは、ちょっと誇らしい気持ちだ。

いつもの如くアマゾンから誘惑メールが来たのだが、それに「魚群探知機のカテゴリで何かお探しですか? 次のような商品はいかがでしょうか」とあった。魚群探知機… 例えばこんな↓やつ。しかし、魚群探知機ってアマゾンで売っているんですね。誰が買うんだろ。もしかして釣りで使うのか?

音楽を聴く。■プーランク:フルート・ソナタデュフォー、ル・サージュ)、オーボエソナタ(ルルー、ル・サージュ)。いずれも同ジャンルの最高傑作。プーランクは粋だ!
プーランク:室内楽全集

プーランク:室内楽全集

  • アーティスト: ドュフール(マチュー),ブラッハー(コーリャ),サルク(フランソワ),ル・サージュ(エリック),オダン(ジルベール),コスター(アブ),メラルディ(フレデリック),ルルー(フランソワ),メイエ(ポール),ポルタル(ミシェル),パユ(エマニュエル)
  • 出版社/メーカー: BMGメディアジャパン
  • 発売日: 1999/04/21
  • メディア: CD
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